明けましておめでとうございます。
皆様におかれましては、穏やかでお健やかな新年をお迎えのことと、心よりお慶び申し上げます。
昨年は、皆様から温かく、力強いご支援をたくさんいただきましたこと、改めて御礼を申し上げます。
昨年の第49回衆議院選挙では、自民党単独過半数ギリギリとの報道が多くのメディアから伝えられておりました。そのような中にあって、我が党が単独で絶対安定多数261議席、友党公明党と合わせた与党全体では293議席を獲得することができました。これも偏に皆様方の大きなご支援のおかげ様と、心より感謝申し上げますとともに、この結果に決して奢ることなく、初心を忘れず、謙虚に丁寧な政治を進めてまいる所存でございます。
また昨年10月、新たに岸田政権が誕生しました。引き続き新型コロナウイルス感染症への対応を最優先課題としながら、早期の景気回復を図るため大型の経済対策を決定し、補正予算として令和4年度当初予算と一体で編成することになりました。
岸田内閣では、「成長と分配」を両輪とした新しい資本主義の実現を目指します。私も1期目に引き続き、内閣府大臣政務官を拝命し、経済安全保障、防災減災、国土強靭化、科学技術イノベーションなどの分野を担務させていただくこととなりました。どれも私たちの暮らしに直結する分野ばかりです。与えられた担務の中で、少しでも国民、そして滋賀県民の皆さんの暮らし向きが向上していくよう、最大の努力をさせていただきます。
岸田首相は、総裁直轄の機関として新設した党の「財政健全化推進本部」の役員会初会合の中で、「財政は国の信頼の礎」であり、「財政健全化を考える姿勢は、政治の大きな責任だ」と述べられました。持続可能な経済・社会を構築し次世代に引き継いでいくことは、私たち世代に課せられた責任です。現在直面している構造的な課題に真正面から取り組み、経済成長を図ったうえで財政健全化の道筋を示さなければなりません。長年にわたり日本経済が伸び悩む中、中長期的な展望をもって今後の課題に取り組んでまいります。
一昨年来、世界は新型コロナウイルス感染症の感染拡大と経済の激しい落ち込みという未曾有の危機に直面しています。世界の各地で格差や人権問題等が発生し、保護主義や内向き傾向が顕著になる中で生じたこの危機は、もはや一国のみでは対処できないものであり、多国間で協調し解決すべき課題として再確認される契機となりました。我が国は、新型コロナウイルスの拡大を人間の安全保障の危機ととらえ、各国との連携を図りながらこれまで以上に大きな責任と役割を果たさなければなりません。これからも外交努力により、世界各国との信頼・協力関係を築き、事に臨んでは毅然とした対応をとる外交を展開してまいります。
日本の安全保障を考えるうえで避けて通れないのは、今なお残る沖縄の課題です。中国が急速に台頭し、東シナ海や南シナ海での力を背景とした一方的な現状変更の試みや、朝鮮半島情勢においても、今朝も北朝鮮から日本海に飛翔体が発射されたという報道などを考えると、沖縄が持つ安全保障面での重要性は益々高まっています。今年5月、沖縄は本土復帰50年の節目を迎えます。この機会に沖縄の本土復帰の歴史的意義を想起し、沖縄の歴史に思いを致すとともに、沖縄の魅力や可能性を内外に発信することが、今こそ必要な時であります。
さて、日本国内で新型コロナウイルスの感染者が確認されて、すでに2年余りが経ちました。私達は感染拡大を防ぐ覚悟を決め、多大な犠牲を払いながらも行動様式を変えることにより、ようやく、我が国の感染状況も落ち着きを見せはじめておりましたが、年明けから、徐々に感染者数に増加傾向がみられるようになり、昨日は地元の滋賀県においても40人の新規感染者が確認されたと聞きます。今後も油断することなく、第6波への懸念や変異株への対策など引き続き緊張感と危機感を持って対応するとともに、一日も早く、当たり前の日常、そして通常の社会経済活動が取り戻せるよう力を尽くしてまいります。
今夏には参議院選が予定されています。危機管理に万全を期し、党として、また自民党滋賀県連として全力で戦い抜く決意です。引き続き皆様のご支援とご協力を心よりお願い申し上げます。
最後になりましたが、本年も皆様にとりまして素晴らしい年となりますようお祈り申し上げ、新年のご挨拶とさせていただきます。
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